京都と聞くと、古い都というイメージがあります。また京都府というよりは京都市のイメージが強く、それは京都府全体の人口の多くが京都市に集中しているからです。京都は観光の街として国際的にも有名で、古い伝統と歴史の街ですが、その一方で極めて近代的な都市でもあります。
古き良き伝統と、時代の先端を行く感覚が混在している京都のパソコン普及率は80%程度と高く、京都市だけに限ればさらに高くなるでしょう。またインターネット通販の利用率は50%を超えていて、全国的にみてもベスト10に入っています。
つまり京都は古い都ではありますが、その実態は時代の先端を行っているのです。パソコンが普及していて、インターネットの利用率が高い京都にはこの需要に応えるIT関連企業の数も多く、ウェブ制作会社がいくつもあります。
一方で、ウェブサイトを開設している店舗や料理店、ホテルや旅館も数多くあります。またパソコンやスマートフォンの利用者の多くはゲーム関連のウェブサイトを利用しているようです。これは全国的な傾向ですから京都に限ったことはありませんが、京都での派遣のwebデザイナー求人を見ますと、その多くがゲーム関連の作業のための求人です。その内容は、ソーシャルゲームのアプリ・サイト関連の構成やデザインなどがあり、スマートフォン向けゲームのウェブデザインなどもあります。
これらの京都での派遣webデザイナーに要求されるスキルは、htlm5、css3、JavaScriptなどを扱えるというもので、時給の点では幅はありますが平均的には1600円前後と考えられます。また勤務時間は、1日7.5時間で休みは週に2日という比較的良い条件が目立ちます。京都には派遣会社がいくつもありますから、webデザイナーはこれらの派遣会社に登録をしておけば、自分のスキルや感覚にマッチする求人を紹介されるでしょう。
また京都は観光の街として、より多くの観光客の誘致に力を入れていますから、そのためにどのようなホテルや旅館、お食事処や料亭、お土産店など観光関連の仕事ではインターネットのECサイトを開設し、最新の観光情報を全国に発信しています。
したがってこれらのサイトを構築・リニューアル・管理・運営するwebデザイナーへの需要は多く、その割には即戦力になるwebデザイナーの数が少ないのではないでしょうか。京都での派遣webデザイナーの求人が多く、しかもそのいずれもが好条件を提示しているのはwebデザイナーが売り手市場であることを示していると言えるでしょう。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。