仕事の種類により、実務をおこなう時間帯はまちまちです。今の多様化した時代には、流通は365日24時間休むことなく動いていますし、インターネットもしかりです。この時間帯の中で人々は、それぞれの仕事に応じて、基本的には1日に8時間の労働をしています。これは1日が24時間というサイクルから割り出された適性と考えられるのが仕事に8時間、9足に時間、残りの8時間は食事やその他に当てるということです。
そこで問題になるのが仕事に当てられる8時間で、これは普通には朝の9時から夕方の17時というのが基本になっています。これは公務員の仕事の時間帯で、民間の場合はおおむね朝の9時30分から夕方の17時30分で、その間に昼の12時から13時は食事時間とされています。なお、朝10時から夕方18時という会社も多いようです。これは1日の労働時間のことですが、この8時間でぴったりと仕事を終えて退社するのを、定時退社と言います。なぜ定時と言うかといいますと、これが定められ勤務終了の時間だからで、公務員の役所が開いている時間が基準になります。
定時に出勤すれば定時出勤ですし、定時に退社すれば定時退社です。定時より早く出勤すると早朝出勤で、これは基本的には残業と同じことですが多くの場合はサービス残業のようです。定時より遅れて出勤すると遅刻になり、この場合は容赦なく罰金を課せられるのが当たり前になっているようです。では定時に退社するとどうなのかでは、民間の場合、これは白い目で見られるようです。もう帰るの?まだ夕方の5時半ですよ、と言われかねません。
これが矛盾しているところで、民間会社では、なぜか多くの人は定時退社をしないようです。不思議なことですが、定時に退社する人は必ず、お先に失礼します、と言って会社をあとにするようです。時間から時間まで働いたのですから、定時に退社するのは当たり前なのですが、それができないのは、残業がマンネリ化しているからでしょう。同じ会社内でも部署により残業がある人と無い人がいます。グラフィックデザイナーの場合はまず、定時に退社をすることは無いと言えます。よほどプライベートな用事があってならば定時退社もあるでしょうが、下手をするとグラフィックデザイナーの作業の本番は定時を過ぎてからだというようなことがあります。夕方の退社時間が過ぎる頃からアイデアが湧きだすとか、パソコンの操作が捗るというグラフィックデザイナーもいます。
これは、グラフィックデザイナーの仕事の性質上止むを得ないことと言えます。また、そうではなくても納期が迫れば、グラフィックデザイナーに定時での出勤も退社もなくなります。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。