グラフィックデザイナーが独立する上で重要な「営業」
グラフィックデザイナーとしてデザイン制作会社や広告代理店、あるいは企業の制作部門に勤務していれば、営業担当が仕事の依頼を受注してくれます。
ところが、独立して個人事業主としてフリーランスのグラフィックデザイナーになる、あるいはデザイン会社を立ち上げるとなると、営業も兼任しなければならない状況がでてきます。
資金的に余裕があれば、営業スタッフを従業員にすることも可能ですが、そうでない場合は自分で営業をして、なおかつ制作をするということになります。では、一体グラフィックデザイナーが営業をする時には、どのような営業方法があるのでしょうか。
フリーランスの営業方法
一般的には、人脈とコネの利用で、頭を下げて仕事の依頼を貰いに回ります。
この場合、ある程度の信頼関係が出来ていますので、スキルさえ伴っていれば、依頼をしてくれるでしょうし、仕事先を紹介してもくれるでしょう。これは是非使いたい営業方法です。
しかし、人脈やコネのない新規となれば、営業的なセンスが必要になります。まず、営業の基本は粘りだと言われています。一度断られてもタイミングを計って再度売り込みをします。それが度重なると一度仕事を依頼してみるかということになるのだそうです。
ポートフォリオと人柄の重要性
グラフィックデザイナーの営業に必要なのは自分のポートフォリオとプロフィールです。
さらに、作品と経歴という営業ツールに加え、人柄で営業をするのです。大切なのは真摯な態度と作品の評価です。良いポートフォリオであれば、販促物を作ろうかと考えているクライアントは興味を示すでしょう。
また、見積に至った場合、いくら位の利益幅を見込むかが問題になります。いい加減な数字ではなく、積算書にのっとった正規の標準価格を参考にした見積書を作成しましょう。さらに見積書は必ず、少し多めの金額にしておくことです。そうすれば料金を決める際にある程度のディスカウントをしても損はしません。
ただし、それが見え見えの見積書は見破られてしまうことも覚えておきましょう。ディスカウントはしなくてもいいのです。言い訳はいけませんが、高いと言われた料金の根拠を説明することも営業方法なのです。
- この記事を書いた人
-
IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。