学校では教科書を使用して勉強をします。いくらインターネットとパソコンが進化しても、印刷物は減るどころか、逆に増える傾向が見られます。印刷物はやはり、アナログ人間とは切り離すことはできないでしょう。グラフィックデザイナーはCGデザイナーとも呼ばれていてパソコンを使いますが、それはアナログの印刷物を制作するためです。
そこでグラフィックデザイナーにおすすめの本のいくつかを、ここでご紹介することにします。
(1)デザインのルール、レイアウトのセオリー:デザインにある48のルールを説明して、作例がついている本です。作例も優れていますから独学で勉強する人にはもとより、プロのグラフィックデザイナーにも参考になります。
(2)デザイン解体新書:以前刊行されていたDTPワールドという雑誌の記事をまとめた本で、特に文字組身のテクニックを学ぶのには良いでしょう。
(3)Design rule index–デザイン、新・100の法則:数学的や工学的、さらにはマーケティングに関するルールがまとめられています。どちらかと言えばWebデザイナー向きですが、グラフィックデザイナーにも役にたちます。
(4)デザインの教室 手を動かして学ぶデザイントレーニング:丁寧にデザインの基礎・基本を開設している本で、独学であればぜひ読むと良いでしょう。
(5)The Elements of Graphic Design:これは英語の本ですが、書いてある英語はそれほど難しくはありません。語学の勉強を兼ねて読んでみてはいかがでしょうか。
(6)Grid Systems in Graphic Design/Raster System:これも英語の本で和訳はありませんが、辞書を引きながらでも読めば勉強になります。
(7)WHAT IS GRAPHIC DESIGN?:グラフィックデザインとは?という和訳された本で、理論が中心になっています。
(8)魅せるデザイン、語るレイアウト:作例を使ってデザインのルールを説明しています。プロのグラフィックデザイナーもこの本を読んでいます。
(9)色の秘密―最新色彩学入門:文庫本で色彩についての知識を得るには良い本です。
(10)色彩学概説:少し値段は高いのですがデザインに不可欠は色彩についての勉強には良い本だと言えます。
以上10冊の本ですが、なかなか手に入りにくい本もあるようです。したがってこれらの本を読まなければデザインができないと言うわけではありませんが、できれば一読し、なおかつ保存しておきたい本です。
本は時間が経ってから読み返すと、そこに新しい発見をするものですから、初心者はもとよりプロのグラフィックデザイナーとして毎日が充実していても座右の書として手もとに置いておくと、きっと何かの時に役にたつでしょう。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。