世の中にはさまざまな職業があり、グラフィックデザイナーもそのひとつです。グラフィックデザイナーは特殊サービス業になり、誰でもがなれる職業ではありません。グラフィックデザイナーになるためにはそれなりの勉強が必要になり、ある面では天性の素質も影響するようです。
そのようなことで、グラフィックデザイナーになるために勉強をして、デザイン会社や広告代理店のドアを叩くのですが、そのためには求人を探します。求人に応募するには順序があり、まずは書類を就職したい会社へ送ります。この際に作品を一緒に送ることもあります。新卒の場合の作品はあくまでも自主作品になりますが、経験者の場合は著作権に触れないような作品を送ります。また、提出する書類には、職務経歴者があり、これでその人がこれまでにどのような仕事をしていたかが分かります。
ところで、転職には二通りの意味があります。ひとつは同種の職業で働く場を転じる転職で、もうひとつは異なる職業からグラフィックデザインの職場に転じる転職です。転職という言葉のニュアンスからは、異業種からの転職が本来の意味なのでしょうが、同じ職業で、別の会社に移る転職のほうが多いようです。どちらの場合でも、求人に応募する際には職務経歴書が必要になります。これについて、異業種方の転職では、それまでの職務経験を書くしかありませんし、新卒の場合の多くは書くことはないでしょう。在学中などにアルバイトとしてデザイン会社で働いた場合はそれを書きます。
この職務経歴書の書き方には、特別なルールはないようです。グラフィックデザイナーで今の会社を辞めて別の会社に転職したい場合の職務経歴書の書き方を、ここで見てみましょう。書く順序は学歴と同じで、最初に勤務した経歴から始めます。
例えば20○○年3月~20△△年6月、株式会社□□、グラフィックデザイナーとして、レイアウト作業に従事。制作は主にリーフレット、チラシ、クライアントは××スーパーマーケット、×××商事会社。
20△△年7月~20XX年6月、◎◎株式会社、グラフィックデザイナー兼ADとして、パンフレット、ポスターの企画、制作に従事、クライアントは◆◆電機会社・・・などと、経験年数、会社内での身分、制作物、クライアント名などを時系列で書きます。
これでこの人はグラフィックデザイナーからADの経験もあり、各種の印刷物を手がけた経験のあることが分かります。
ここに自己PRと志望動機が加わります。このように職務経歴書は学歴と書き方は大体同じなのです。また、どのような印刷物かを詳細に書いても構いませんが、あまりだらだらと書かなくても良いでしょう。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。