沖縄は日本列島で一番南に位置していて、九州からも海を隔てていますし、昔の琉球の国ですから沖縄はまさに独自の文化を持っています。普通に会話を交わす時にも沖縄の言葉が混じると新鮮な感じと異国の感じがします。
また沖縄は人情が篤い人が多く、しかもくよくよしない性格の人が多いので一度沖縄へ行くとまた行きたくなり、ついには住みついてしまう人も少なくありません。
このように沖縄は良いところではありますが、正直なところ財政的には恵まれているとは言えず、失業率も全国で一番悪いというハンデがあります。ですから普通の仕事を沖縄ですることはそう楽なことではないでしょう。
しかし、ことが情報産業、つまりITの世界となるとこの就職事情は少し変わってくるようです。つまりwebデザイナーであれば沖縄でも仕事があると考えられます。
例えば、インターネットで沖縄のwebデザイナー求人数を見てみますと数こそ200件に満たないものの、県全体の規模を考えれば決して少ないとは言えないようです。
これは沖縄が産業立国ではないので致し方ないことですが、沖縄の特産品を全国に販売するためのECサイトなどは需要があるようです。つまり沖縄でのインターネットの利用と言うよりは沖縄を全国に知らせる情報源としてのインターネットを活用するサイトがメインだと考えられます。
なお、沖縄は米軍基地が多いので、大きな都市と言えば那覇市になり、したがってウェブ制作会社もウェブサイト制作を依頼する会社も那覇市に集中しているようです。
ですから、那覇市以外の場所に住んでいて仕事場は那覇市になるということを考えるとwebデザイナーは那覇市に住んでいるほうが通勤などの面では有利になるでしょう。沖縄の交通インフラはそれほど良いとはいえませんから、この点も考慮するようにしましょう。
ちなみに、沖縄での平均給料は全国的に見ると低いほうですから、webデザイナーとしての給料もそれほど高額は望めないようです。例えば月給で20万円以下というのが相場のようです。ただし高度なスキルを持っているwebデザイナーであれば年収500万円などを提示しているウェブ制作会社の求人も見られます。
なお、沖縄でのwebデザイナーとしての仕事の内容はほかと同じで、デザインからコーディング、サイト立ち上げから運営までさまざまで、その仕事のレベルで給料が決まるようです。沖縄が好きで沖縄に住みたいというwebデザイナーであれば、そしてウェブのスキルがあるならば沖縄での仕事は魅力があると言えるでしょう。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。