グラフィックデザイナーが使うMacはさまざまなスペックがあり、新しい技術の導入と共にバージョンアップがなされています。
グラフィカルジョブ「デザイナーになるには?」サイトで紹介している間にも新しいスペックの機種が開発・発売されています。
新しい技術革新と共に新製品が発表され、グラフィックデザイナー、WEBデザイナーなどデザインに関わるユーザーに限らず、一般のユーザーをも巻き込んで、ワクワクさせてくれます。
グラフィカルジョブ「デザイナーになるには?」サイトでは、Macの基本的なスペックについて述べることにしますが、最新の詳しい情報はAppleのウェブサイトで確認してみてください。
※2016年9月現在
ざっと見ていただければ分かる通り、それぞれの用途に特化したスペックのMacが揃っています。
たくさん種類があって迷いそうですが、他社のPCのラインナップを見るとappleの数倍の複雑さ、種類の多さで困惑するでしょう。
appleのMacは、それぞれのユーザーや使用環境などに最も合う製品を揃えています。
Mac選びのポイント
Macのスペックで大切になるのは、プロセッサ(CPU)の種類と周波数です。
AdobeのPhoroshop、Illustratorなどを使用するだけなら、CPUはIntel Core i5で十分です。
動画の編集もするようなら、Core i7などスペックをCTOで上げておくと良いでしょう。
メモリ
メモリについては、MacBook Air/MacBook Proシリーズは8GB、MacBook Pro Retinaディスプレイならば16GBまで増やせるのもあります。
Mac mini は16GB、iMacは最新モデルで32GBまでのメモリ搭載が可能で、2013年末に登場したMac Proでは60GBまでの搭載が可能です。
例えば、Photoshopを開いて、ブラウザのタブをいくつも開いて、エクセルで入力しながら作業したい、などの場合はメモリをより多く積んでいた方が良いでしょう。ストレスなく作業ができます。
グラフィック(GPU)
次にグラフィック性能です。これは3つのポイントに注目しましょう。それは、
(1)Open GL 2.0対応 か?
(2)AMD Radeon HD もしくはNVIDIA GeForceを搭載しているか?
(3)グラフィックチップのメモリが512MB以上あるか?
です。
CPU、メモリ、グラフィックと低いスペックよりは高いスペックの方が当然ですが良いです。
ストレージ(HDD、SSD)
ストレージの性能は3種類で、ソリッドステートドライブ(SSD)、Fusion Driveとハードディスクですが、速さなら、MacBook AirやMacBook Pro Retinaディスプレイモデルに標準で搭載されているソリッドステートドライブ(SSD)が良いでしょう。ただしお値段は高くなります。
HDDは、容量が1TBや 3TBなどたくさんのデータを保存できます。
SSDは、128GBや512GBなど容量が少ないのですが、データの転送量が早い分、データの移動やアプリケーションの起動など待つことなく作業ができます。
また、iMacでは、フュージョンドライブというもので、HDDの大容量とSSDの速さの良い良いとこ取りをしたストレージもあります。
ラップトップ、デスクトップ
Macにはラップトップとデスクトップの2種類があり、ラップトップ型にはMacbook、MacBook Air、MacBook Proの3種類があります。
デスクトップはiMac、Mac mini、Mac Proの3種類があります。
持ち運びと省スペース、無線LANで外出先や家のどこでもネットが楽しめるなど、処理速度よりも手軽さならラップトップ型が良いでしょう。ただし、小さい画面では仕事がしにくいので、外付けのモニターがあると作業スペースが広く確保でき作業効率も上がると思います。
グラフィックデザイナーに適したMac
長時間の作業にはデスクトップ型が良く、ワイド画面と独立したキーボード、細かい操作がしやすいマウスでの作業ができます。また、ノート型と比べてプロセッサの性能も高く、ストレージ容量も大きいのです。
デスクトップモデルで設置スペースをとらないという点でのおすすめは、iMacです。
特に薄い筐体ですから狭いデスクでも設置場所に困ることはありません。
またディスプレイの下部には空間があるので、キーボードやタブレットなどを置くのに丁度良いスペースになります。
画面サイズは21.5インチと27インチの2種類ですが、やはり作業スペースは大きいほうが良いので、27インチがおすすめです。
様々なデザイナー事務所や制作会社などのオフィスを覗いてみると、圧倒的にMacで作業をしている企業が多いです。
もうかなり前になりますが、グラフィックに強いMacという認識が一般的でした。その後、PCのスペックやテクノロジー技術の進歩によりWindowsでも問題なくデザイン作業に使用されています。
ただ、今でもMacを愛用されているのは、昔からの名残だけではないでしょう。
綺麗な概観、使いやすく分かりやすいGUI、直感的な操作を可能にするインターフェース、美麗なディスプレイなど、Windowsではできない体験がMacではできます。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。