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海外の有名なグラフィックデザイナーご紹介

グラフィックデザインは世界の共通知的財産ですから、世界を見れば著名なグラフィックデザイナーが何人も居ます。もちろん日本人デザイン著名なグラフィックデザイナーもいますが、海外で著名で日本でも名前が知られているグラフィックデザイナーは少なくありません。

ここでは一旦、目を海外に向けて、海外の著名なグラフィックデザイナーを見てみたいと思います。これらのグラフィックデザイナーは単にグラフィックデザインの分野だけではなく、活字などの分野でも活躍していますが、活字はグラフィックデザインでは重要な位置を占めています。

(1)David Carson(デビッド・カーソン):19世紀のアメリカのグラフィックデザイナーで、独特のタイプグラフィーで世界的に有名です。
(2)Naville Brody(ネイビル・ブロディ):1957年イギリスのロンドン生まれで、グラフィックデザイナー兼活字デザイナーです。
(3)Adrain Frutiger(アドレイン・フルテガー):1928年スエーデン生れでタイプグラフィーデザイナーとしても著名です。
(4)Paul Rand(ポール・ランド):1914年生まれのアメリカ人グラフィックデザイナーで、アメリカのグローバル企業のロゴなどを多数手掛けています。
(5)Milton Glaser(ミルトン・グラサー):1929年アメリカのニューヨーク市生まれのグラフィックデザイナーで、ロゴ制作で著名になりました。

以上は海外の著名なグラフィックデザイナー5名ですが、特徴的なのはそれぞれがフォント(活字)にこだわっていることで、企業のロゴ制作がグラフィックデザイナーの重要な分野であることを示しています。
通常活字はビジュアルよりもコピーとして見られることが多いのですが、優れたキャッチフレーズもグラフィックデザイナーが選ぶフォント次第でアピールの度合いが変わってくるのです。特に日本のあるガス会社が会社のロゴとシンボルマークを日本のデザイン会社や広告代理店ではなく、アメリカのデザイン会社に依頼して高額な報酬を支払ったことなどが一時期業界の話題になりました。その逆に日本人のグラフィックデザイナーに印刷物のデザインやロゴ、シンボルマークなどの制作を依頼する海外の企業もあるようですから、グラフィックデザイナーの世界はビジュアルという、世界共通語で結ばれていると言えます。
グラフィックデザイナーは言葉が通じなくても世界に通用するのです。それはデザインが音楽や絵画、スポーツの世界などと同じく、作品でのコミュニケーションができるからでしょう。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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