バックデザイナーとは
バックデザイナーとは、バッグ、財布、ハンドバッグなどをデザインする仕事です。
ファッション性はもとより、目的や場所に応じて、収納性や機能性も考慮して製作する能力が求められます。そのため、デザインセンスだけでなく、素材、形、色彩など、幅広い知識、技能を身に付ける必要があります。
バッグデザイナーになるまでの流れ
学ぶことが多いバックデザイナーですが、なるために必要な資格があるわけではありません。
しかし、前述したような知識、技術を身に付けるためにも、専門性の高い、美大や専門学校で体系的にバッグデザインについて、学ぶことをおすすめします。学校卒業後はアパレルメーカー、バッグメーカー、アパレルの専門商社などに就職し、企画力、技術力を身につけながら、センスを磨いていきます。企業に所属するデザイナーは、クライアントの意向や、市場のトレンドまで様々な角度から、商品について考え、製作していきます。このように、企業で実務経験を積んだのち、独立して自身のブランドを立ち上げるなど、バックデザイナーとしての働き方は様々です。
美大、専門学校で学ぶ
バッグデザイナーを目指される方は一般的に美大、専門学校で基本的な知識、技術を習得します。
学校に通うメリットとして、知識、技術の取得の他にも、就職支援が充実している事が挙げられます。そして何より、同じ志を持った人が集まるので、高いモチベーションを保てます。また、美大は、デザインについて幅広く学ぶのに対して、専門学校は、より実践的なカリキュラムが組まれているのが特徴です。
しかし、学校によって、学べる専門分野がかなり異なるので慎重に吟味する必要があります。学校選びを失敗すると、時間とお金が無駄になるので、慎重に選ぶようにしましょう。
学校を選ぶ際に気をつける事
失敗しないためのポイントは以下の通りです。
① 何を学び、将来どんなバッグをデザインしたいのかを明確にする。
学校を選ぶ際には、自分の将来像を明確にイメージし、出来るだけ入学後にギャップがないようにしておきましょう。入学した後に、自分の学びたい分野と違い、やめてしまうケースも多いので、注意が必要です。
② 卒業生の作品、就職実績を調べ、自分の将来像と照らし合わせる。
その学校に行くと何が身につくのかを知るために最も効果的なのが卒業生の作品を見るということです。卒業生の作品はその学校で実際に学んだことの集大成ですので、身につく技術が分かります。また、就職先を調べることによって将来、自分がどんなデザインに関わる事ができるのか、知ることが出来ます。
③ 学校見学には必ず行き、学校の雰囲気を知る。
必ず学校見学には参加し、学校の雰囲気、校風を自分で感じ、キャンパスライフ思い描いてみてください。特に授業見学は重要で、学校の雰囲気が顕著にあらわれますし、学生の意欲が分かる良い機会です。
④ 在校生、卒業生、講師の話を聞き、多角的な学校調査を行う。
実際に学校に関わっている人の話を聞くことによって、より学校についてイメージしやすくなります。ただし、少数の意見を鵜呑みにしないように注意してください。あくまでひとつの意見として受け止め、出来るだけ多くの人の話を聞くようにしましょう。
⑤ 学校の設備、退学者数、課題量など学内情報について調べる。
出来るだけ様々な視点で学校を調べるようにしましょう。一見すると良さそうな学校でも、設備が古かったり、退学者が多かったりなど、落とし穴がある場合があるので注意が必要です。
学校を選ぶ際の基準は様々ですが、これらのポイントを最低限抑えて美大、専門学校を選べば、大きな失敗はしないでしょう。
バッグデザイナーに求められること
バッグデザイナーにとって、最も重要なことは、消費者の目線に立ち、デザイン性に優れ、実用的なバッグをデザインすることです。
いくらセンスのいいバッグをデザインしても、消費者が使いにくいと感じると、全く売れません。デザイナーはアーティストではないので、常に市場や流行を見極め、多くの人に受け入れられるバッグをデザインすることが大切です。そのため、素材選びから、仕上げまで徹底的にこだわり抜くことが、いいバッグを生む秘訣です。また、その上で他のものにはない自分らしさを表現していく必要があります。
近年では、そんな日本のモノづくりの姿勢が海外でも評価されるようになってきました。
今後さらに、日本のデザイナーの重要は高まることが予想されます。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。