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webデザイナーは飽和状態って本当?

今の世の中は就職難に時代と言われている反面で、人材不足の時代とも言われています。就職難とは仕事をしたくても仕事場がないことで、これは大まかな指数で就職率が0.1ポイント改善された、あるいは悪化したなどと示されます。
この就職率という言葉が曲(くせ)者で、これは極めて曖昧な指数だと言えます。つまり就職率は単なる数字でしかないという場合がしばしばあります。

これを証明しているのが、人材難です。これこそまさに問題にすべきであり、人材難が解消されれば就職率も高くなるのです。つまり適材適所の求人と求職のマッチングができないので、就職難になり人材難になるのです。
国は細かいところまでは手がまわりませんから、全国の事情を把握することはできないでしょう。把握できるのは、各地方自治体からの数字だけの報告でしかないのです。

そこでwebデザイナーは飽和状態だと決めつけるのは、大きな疑問が湧いてきます。その理由はwebデザイナーにはピンからキリまであるので、キリのwebデザイナーには仕事がなくて、それ故に就職ができないのが即就職難に結び付けられてしまうのです。スキルがないキリのwebデザイナーは実務で役に立ちませんから、どの会社も採用しません。採用されないのはwebデザイナーの数が余っているからではないのです。実力がないから就職ができないのであり、数が足りているから就職できないのではありません。

実際には、優秀なwebデザイナーの絶対数は不足していると言えます。特に中小規模の会社では、それほど高額の給料を提示することができないので、優秀なwebデザイナーを求人しようにもそれができないという、人材不足の状態だと言えるでしょう。
つまり優秀なwebデザイナーは、引く手あまたなのです。このようなwebデザイナーはかなりの高額年収と高待遇を与えられていますから、中小企業に勤務をする必要はないのです。ところが昨日や今日webデザイナーになったばかりでは、いくらウェブ専門学校を出たからと言っても即戦力にはならないので、そのようなwebデザイナーを雇用する余裕が会社にはないのです。
ここが肝心なところで、webデザイナーは飽和状態というのは、不出来なwebデザイナーが余っているというだけのことなのです。webデザイナーになるからには、引く手あまたの部類に入れるような、自己のスキルとやる気が必要になるのです。そのような優秀なwebデザイナーが増えれば、webデザイナーは飽和と言えるでしょうが、現実的にはこの言葉は間違っていると言えます。飽和ではなく不足しているのがwebデザイナーの求人状態なのです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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